はじめの100か月の育ちビジョンのロゴ、ハマハグのロゴ
”はじめの100か月の育ちビジョン”地域コーディネーターのTとMです。
私たちは、2024年8月から、”ハマハグ”を通じて、”はじめの100か月の育ちビジョン”の理念の一つである、”こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す”ということについて考え、活動してきました。
保護者・養育者・子育て支援者などの直接こどもに関わる人だけでなく、ともに地域で暮らす人、はたらく人、子育ての経験がある人もない人も含めたすべての人が、こどもの育ちを支える地域社会。そのような地域社会をつくるにはどうしたらいいだろう、と考えてきた私たちの活動の内容と、私たち地域コーディネーターの思いについて、お伝えしたいと思います。
こどもを中心として、その周りに地域の様々な立場の地域の人たちがいて、見守っている人たちの厚みがあるイメージ図
1、”こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す”ために
”ハマハグ”は、「こどもたちが、たくさんの人にあたたかく見守られて育ってほしい」という願いを込めて公募で名付けられた、横浜市の子育て家庭応援事業の愛称です。
市内の店舗・施設の皆さんに、各店の持ち味を活かした心配りやサービスなどをご提供いただき、妊娠中や子育て中の方々をあたたかく見守り応援するまち作りを進めています(協賛店舗・施設は、横浜市の子育て情報アプリ”パマトコ”から検索できます)。
”ハマハグ”は”こどもや子育て中の方々”と、”地域の店舗・施設ではたらく人”がつながるきっかけになるはず、という思いのもと、まずは、これまで横浜市が進めてきた”ハマハグ”が、子育て中の方々、まちのお店や施設の方々にどんな風に捉えられているのか、また、子育て中の方々が地域のお店や施設に望んでいるのはどんなことなのかを、一度調べてみる必要があると感じました。
2、アンケートを実施!
そこで行ったのが、”子育て中の方へのアンケート”と”ハマハグ協賛店舗・施設へのアンケート”です。”子育て中の方へのアンケート”は94のご回答、”ハマハグ協賛店舗・施設へのアンケート”は38のご回答をいただきました。
アンケート結果の詳細はこちら。
【イベントで来場者にはじめの100か月の育ちビジョンの説明をしながらアンケートの協力を呼びかけている様子】
3、”ハマハグ”利用対象者へのアンケート結果から私たちが感じたこと
アンケートの結果の中から、私たち地域コーディネーターがとても意外に感じたものについてお伝えします。
妊娠中や子育て中の方々が「子育てを応援されていると感じる」のは、「こども向けの商品やサービスがある」ことよりも「微笑み」「声かけ」「まなざし」があることだということがわかりました。
このアンケート結果に、普段、こどもを連れてのお出かけで、保護者・養育者がいかに「他の人に迷惑に思われていないか」ということを心配しているかが表れていると思いました。
そして、「こども向けの商品やサービス」といった物理的、経済的サービスよりも、ささやかなことのようでも「微笑み」「声かけ」「まなざし」といったこどもへのあたたかいのコミュニケーションがあることが、保護者・養育者をホッとさせ、応援されている気持ちになれるのだということがわかりました。
地域コーディネーターとしては、実は少し遠慮があったけれど、もう少しお節介おばちゃんでも良いのかな…と背中を押された気分です。(笑)地域の私たちひとりひとりの小さな取り組みで、あたたかな地域社会を作っていきたいな、という思いを新たにしました。
4、”ハマハグ”協賛店舗・施設へのアンケート結果から私たちが感じたこと
”ハマハグ”に協賛している店舗・施設に行ったアンケートでは、店舗・施設の方の思いやエピソードに触れることができたのが印象的でした。
【店舗・施設の皆さんの取り組み・思いの一部をご紹介】
・お子様が泣いてしまっても、周りの目を気にせず過ごしていただけるよう、スタッフ一同が温かく見守る姿勢を大切にしていきたい。
・ハマハグのステッカーを見て安心して通えるところだと感じて来院いただいた方がいた。
・赤ちゃんが急にぐずった時、ママは大弱りだったが、周りのお客様のあたたかいお声にママはにっこり顔に。お店が温かな空気に包まれた。
・商店街にあるので、とっさの時の助けにと防災や救命の資格をとったり、定期的に勉強している。
・当院に通っていたお子さんが、大きくなりアルバイト面接にきてくれた。志望動機には、お世話になった先生方に恩返しをしたいと書いてくれていた。来月から一緒に働くことになった。
【子育て世帯へ応援メッセージのほんの一部をご紹介】
・地域に貢献出来る様に頑張るぞ。
・子育てを皆さんと一緒に支える街であり続けたいと考えています。
・ちょっとひと息気軽にお立ち寄りください。お待ちしています。
・子連れで施設に迷惑がかかりそう…という理由で治療を諦めてしまっている方に、むしろ今自分自身のケアをしてほしいと思っています。
・妊娠を考えている方、妊娠中の方、子育て最中の方が安心して暮らせる地域をみんなで作っていきましょう!
・1人の人間、1人の父親として子供達の未来が明るくなります様、心より願っております。
掲載以外にも、たくさんの声が寄せられました。
私たちのまちに、集客や売り上げの向上だけでなく、子育てを応援したいと考え、時間をかけてこうして思いを届けてくださる店舗・施設の方々がこんなにいらっしゃるということを、とても心強く感じました。
”店舗・施設・企業”といった顔の見えない存在ではなく、そこで働くひともまた、こどもたちを支える”地域のひと”であり、「かつてこどもだった方が次は少しだけ手を貸す側に」という循環を感じるようなエピソードがあったことからも、地域の色々な人が、すでに様々な形でこどもたちのために尽力してくださっていたのだなぁと、あたたかい気持ちになりました。
また、”ハマハグ”への協賛が、「こんな発信をしていきたい」「こんな姿勢を大切にしたい」など、各店舗・施設の方々が子育て支援の取り組みを振り返ったり、新たな取り組みを考えるきっかけになっていることもわかり、嬉しく思いました。
5、これからの活動
アンケート結果からもたくさんの気付きがありましたが、私たち地域コーディネーターは、アンケートの活動だけでなく、実際に協賛店舗・施設に足を運び、そこで働く方々との対話の時間も大切にしてきました。
お店の方とお話ししてみると、「お子さん向きに何か変えた方がいいことはあるかな?」と相談してくださったり、「うちの食事は、こどもも大人も誰でも安心して食べてもらいたいと思ってるんだ」と思いを語ってくださったりすることがあります。こういったあたたかく優しい気持ちに出会うと、このご縁を大切にして、一緒にまち作りをしていけたらいいなと改めて思います。
地域コーディネーター養成のモデル事業としては24年度末で一旦区切りとなりますが、これからも、これまでの活動での気付きを土台にして、”地域のお店・施設のひと” とのコミュニケーション も、”地域のこども・子育て中の方々” とのコミュニケーションも大切にしながら、両者をつなぐお手伝いをしていけたらいいなと思っています。
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